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「柑橘類×チョコレート」素材にこだわる王道の組み合わせ

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みかん抜きで和歌山の特産品は語れないほど、全国的に有名な和歌山のみかん。
tocotowaでも温州みかんを使用したボンボンショコラや、柑橘類にチョコレートをディップしたオランジェなど、素材の味を活かしたメニューをたくさんご用意しております。

使用させていただいているみかんや柑橘類は、すべて和歌山県紀の川市にある「紀州観音山フルーツガーデン」さまのもの。創業明治四十四年という長い歴史があり、果物の生産から加工・販売まで一貫して行われています。

数年前よりオープンされているカフェ「観音山フルーツパーラー」では、新鮮なフルーツをふんだんに使用したパフェやフルーツサンドをいただくことができます。
取材にお伺いした際に「旬の農園フルーツパフェ」をいただいたのですが、みずみずしいフルーツの甘さと生クリームの甘さが絶妙で、ほんとうにおいしかったです!見た目の美しさから、写真を撮る方も多いのだとか。

観音山さんがフルーツづくりにおいて大切にされていることは、「柑橘類については、最終の農薬散布から収穫まで最低60日以上期間を空け、無農薬に近い状態にする」「フルーツにストレスを与えない手選別」など、フルーツをより自然に近い状態でお客さまへお届けすることを徹底されていることろです。安心・安全なチョコレートづくりに徹しているtocotowaにとって、皮まで安全に食べられるフルーツは、とても重要なポイントです。
また、日本では生産が難しいとされているグレープフルーツを栽培されているなど、新たな品種開拓にも取り組まれています。

園主の児玉さんにお話を伺いました。

観音山フルーツガーデンさんの特長を教えてください!

児玉さん

20年前までは、ほぼ温州みかんの栽培がほとんどだった当園でしたが、次第に箱買いなどが減少傾向になってきました。紀の川市は有田市などに比べると、どうしてもマイナーな産地になってしまいます。味はもちろん負けていませんが、あまり知られていないこともありなかなか市場価値が上がらないことも当時の悩みの一つでした。その中で差別化を測るため、他の産地で作られていないものを先取りして苗木を植え育て始めたことがキッカケで、今では約50種類の柑橘系を栽培しています。

紀の川市の魅力って、どこだと思いますか?

児玉さん

紀の川市の魅力は、「フルーツ王国」と呼ばれるほど一年を通してさまざまなフルーツが採れるところだと思います。みかんの他にも、桃・柿・いちじく・キウイなど、ひとつの地域でこれほど多くのフルーツを栽培できることは、全国的にも珍しいです。

どうしてカフェをはじめたのですか?

児玉さん

新鮮で本当においしいフルーツを、よりたくさんの方に知っていただくためです。ありがたいことに和歌山近郊からのお客さまはもちろん、遠方からもたくさんのお客さまがお越しくださいます。2019年には京都店をオープンすることができました。現地に来ることで農業の現場を知っていただくきっかけとなりますし、地場産業を活かした商品づくりで地域活性化につながればと思います。

今後、行なっていきたいことはありますか?

児玉さん

需要に対して供給が間に合っていないフルーツの栽培や、フルーツの加工品など、お客さまの需要に答えられるような取り組みも積極的に行なっていきたいです。また、tocotowaさんとのコラボレーションを通して、より多くの方にフルーツのおいしさを知っていただければと思います。

一口かじるとチョコレートの濃厚さとフルーツの爽やかさを味わえる「温州みかん」、キラキラとした美しい見た目に柑橘類の味をしっかりと残した「オランジェ」。
和歌山ならではのチョコレートを、ぜひお楽しみくださいませ。児玉さん、ありがとうございました!

意外に合う!醤油とチョコレートの絶妙なハーモニー。